• 書けないなら、読んだらいい

    皆さんごきげんよう

    英語、楽しんでますか?

    英語学習とは不思議なもので
    どのレベルにも、ちゃんと困りごとや
    悩みが付きまといます

    だからきっとずっと続けられるんでしょうね

    前向きにとらえて、がんばりましょう

    前回のsanaeigo ブログでは
    「大事な順番に単語を並べる」という
    文章の作り方のコツについて触れました
    早速試してみた、という方、ありがとうございます

    今回始めてこのブログに辿り着いた方
    あるいは、これからじゃんじゃん英文を書いていくぞ!
    という方、どんどん英文を作る練習をしてみてくださいね、と
    言いたいところですが、自分で文章を作るためには
    当然ながら、それなりに語彙力が必要となりますが
    どうでしょう、語彙の程は。

    例えば、コンビニでお母さんと買い物している
    5歳児が「ねぇ、ママ、これ買って!」
    「え?あこちゃん、辛いの、食べられないでしょう?」
    なんて感じの他愛のない一コマに必要な英語の語彙が
    即座に思い浮かばない方にはお勧めできません

    だからといって、いざ語彙を増やそうと思っても
    どこから手を付けていいか
    わからないという人も多いはず
    (だから英語初心者の方には、対策学習がしやすい
    英検をお勧めしているのです。英検を受検するか
    しないかについては、ご自身の判断にお任せです)

    ならば、ちゃんとした誰か(英語を母語とするひと等)
    が作った英文を聴く・読む、という学習を取り入れてみてください
    (文法の学習も同時進行すると効果倍増です)
    何も、見ず知らずの英語スピーカーに
    話を聞いてこいと言ってるわけではありません
    すでに知っている単語を英英辞典で引いて
    その定義を読むのもいいし(インターネット上で
    無料で使える辞書もあります)
    英検の練習問題の英文や、中高生あたりは
    学校で使っている英語の教科書でもいいんです
    聴くものは、リスニング練習のCD等あたりが
    手っ取り早くていいと思います

    きちんとした英文に触れることで
    文の成り立ちや、語彙・表現の使い方など
    いろいろ学ぶことができて、いいことづくめです
    下手な英文を自作するのに
    何十分も費やすより、ずっと意味があります

    文法度外視の、ひとりよがりの英文は
    伸びきったカップラーメンくらい、つらいです
    もったいないから、「とりあえず食ってみるか」、
    と箸をつけるも、一口かじって「うぅ。」となるやつと
    同じです。せっかくですから、カップラーメンは
    おいしく食べましょう

    その日本語訳、見直してください

    どこで誰が言ったのか分かりませんが
    英文を日本語訳するときに
    「主語のあとは、英文の最後に飛んでいって
    そこから前に戻ってくればいい」という方法
    もしもあなたが一分でも早く英語を自分のことばとして
    使いこなせるようになりたい!と思っているのであれば
    この瞬間にその「英文のおしりに戻る」のを封印してください

    なぜなら、誰もそんなふうに英語を話さないし
    英語を書かないからです
    Mom, can you guess what I found in my backpack?
    「お母さん、リュックに何入ってたと思う?」
    という形に変換するには、極端な話
    英文の最初を聴いたあとに、真ん中部分は耳を塞いで
    英文の最後が来るあたりで、また聞き耳を立てる、といった感じ
    英文を読むときも同じです
    視線があっち行ったりこっち行ったり大忙しです

    そんな効率の悪いことをしていたのでは
    埒が明かないのです

    英語は、聞こえてきた順番に
    (読むときは、左から右に、書かれている順番に
    理解していくのが鉄則です
    それでは、きちんとした日本語にならない?
    いいんです、だって私たち日本人ですから
    ちょっとくらいヘンテコな日本語でも
    理解できるからだいじょうぶです

    英文をアタマから頭に取り込むやり方に
    慣れることで、あなたの読解力・聴解力が
    ぐんぐん上がっていくのを肌で感じるはずです

    目にも、あたまにもやさしい聴き方、読み方、
    ぜひ試してください!

    次回のsanaeigo ブログでは
    英文の読み方・聴き方について
    もう少し詳しくお話したいと思います

    それではまた!