• みなさんごきげんよう
    7月が終わりますが
    きょう私は、長袖のカーディガンを羽織って過ごしました
    そう、夏が終わったようです
    信じられません

    冷凍庫のアイスクリームは、ともかく
    まだやってなかったBBQの焼きマシュマロ
    これは、ちょっと、どうしよう

    高校入試問題を紐解く 第3弾

    2024年度の北海道公立高校入学試験問題のうち
    英語の試験問題(筆記問題のみ)を
    あれ、私、寝てた?というくらい
    ゆっくりじっくり解説するシリーズ第3弾です

    筆記問題 大問2の2つ目の問題は、グラフを読み解くタイプ

    次のグラフに合うように、(1)、(2)の□に入る適当な

    英語一語をそれぞれ書いてください、とのこと

    その空所がある文章はコチラ
    (1)The Brass Band Club has (     )students than the Badminton Club.
    (2)Thirty students (     ) do any club activities.
    今回は、(1)を、次回(2)を取り上げます

    *実際の問題は、これらの文章は、グラフの後に書かれています

    読み解く円グラフのタイトルは「東中の部活動の所属割合」
    グラフの情報のうち、文字だけをこちらに載せます
    (実際のグラフ使われている言葉は日本語です)

    ・全校生徒数200人
    内訳
    ・吹奏楽部 28%(56人)
    ・バドミントン18%(36人)
    ・野球16%(32人)
    ・陸上9%(18人)
    ・バレーボール8%(16人)
    ・美術6%(12人)
    ・所属なし15%(30人)

    部活動の名称は言えるかな

    英語の基礎固めにピッタリ、という位置づけをされている
    英検5級によく出題される語彙の中に
    教科の名前や部活動の名称など、学校関連のものが見受けられます
    「わたしは帰宅部だから~」というひとも
    「ぼくは、小学生の時から、サッカー一筋だから他の部のことは
    知りません!!」という人も、知識として色々な部活動の名称を
    英語でもチェックしておくといいでしょう

    the Brass Band Club吹奏楽部the Badminton Club
    バドミントン部のことです
    clubは、いわゆる「クラブ」のことですが〇〇部のことを指して
    使うこともできます

    英文の読み方の鉄則『単語が並んでいる順番に、理解をしていく』
    従って読むと、
    『吹奏楽部は・持っている・(    )生徒を・~よりも・
    バドミントン部』となります

    students 生徒、という名詞』の前に何が必要なのか?を考えます
    この時、thanという単語を見て、何かひらめいた人がいるかも知れません

    そう、比較の文章でよく見るやつです

    比較とは、二つの事柄を比べて、どちらのほうがより大きい、とか
    長い、とか、おもしろい、などという表現をする手法です

    今回は『吹奏楽部』が『バドミントン部』よりも『〇〇な生徒』を持っている、を
    英語で表現するということになります

    さて、どんな生徒…?
    吹奏楽部は部員数が一番多いことがグラフから読み取れます
    それに対して、バドミントン部は、部員数は2番目に多い、と
    グラフにあります

    ということで、〇〇な生徒、の〇〇に入る言葉は
    『より多い』、英語ではこれをmoreで表現することができます
    ということで正解はmoreです!

    気を付けたい比較級

    形容詞や副詞は、

    ①もともとの形=原級
    ②ふたつの事柄を比べるときに使う=比較級
    ③三つ以上の事柄を比べて、最も〇〇だ、を表すときに使う=最上級
    の3つの形があります

    今回の問題では、『より多い』を表すmoreを使います
    このmoreという単語は、『たくさんの』という意味のmanymuch
    比較級で、more students=より多い生徒

    more homework=より多い宿題

    *manyは『数えられる名詞』と

    muchは『数えられない名詞』と使います

    という使い方ができます
    この他、difficultimportantといった2音節以上ある形容詞
    比較級にするときもmoreを使うので、少しややこしく感じる人も
    いるかも知れません

    そしてそういう少しややこしい感じがするやつは
    テストの問題にしたくなっちゃう先生が結構いそうな気がします

    どちらにせよ注意しておくべきですね

    まとめ

    今回の穴埋め問題をまとめると
    1.グラフを読み解く力
    2.部活動の名称を英語で言えること
    3.比較の文章を作れる

    この3つのポイントが正解への道、ということになりました

    語彙力、そして構文力
    どちらも、大事

    中学生全員に当てはまるとはいいませんが
    語彙の構築にはそれなりに時間がかかると
    言っていいと思います

    ということは、中学1年生だから、なんて
    のんびりしすぎずに、じわじわと語彙力をつけるべく
    勉強をして欲しいなと思います
    中2生さんは、そろそろ本腰いれていいと思います
    中3生さんは…とにかく、がんばれ!!!

    最後までのお付き合いありがとうございました

    それでは、また!