• 聞こえないのではなくて、言えてない?

    皆さんごきげんよう

    こんなに時間をかけて
    お金もかけて頑張っているのに
    どうしてわたしはListeningが上達しないの?

    と悲しんだり、自棄になったりしている方は
    いらっしゃいませんか?

    ひょっとしたらそれは、
    あなたの中に根付いてしまっている
    日本語の音のしくみに原因があるかも知れません

    無意識のうちに
    〔自分の言えない音〕を〔自分の知っている音〕に
    あたまの中で自動変換してしまっているとしたら
    どうでしょう?

    このブログで、英語の発音のしくみについて
    触れていくのは二回目になります
    (一回目は、こちらです)

    見た目と実際の発音が異なるという
    なんとも気持ちの悪い現象が起こるのが英語ですが
    今回は、文章を組み立てるそれぞれの単語の役割から
    発音のしくみを見ていきます

    これが無いと、話にならない!

    言いたいことがあるのに
    うまく文章にならない、文章を作れない、という人は
    恐らく、知識としての文法は学習したけれど
    それを実践で使いこなす練習をやっていないか、
    または、足りてないからだと思います

    英語の文章を作るとき、ちゃんと
    「主語」と「述語」をはっきり表現できていますか?
    だれが・なにをした話なのか、これをしっかりと
    させるところから、英語の文章は始まります

    逆に言えば、主語と述語が無いと
    文章として始まりすらしないということです

    そのとにかくめちゃくちゃ大事な主語になる「名詞」、
    そして述語の仕事をしてくれる「動詞」は、
    文章の中で、本当に重要な役目をはたしている語句になります

    そう、名詞と動詞は大事なのです!
    だから「大きく、長く」発音してアピールしてあげましょう

    ところで、名詞は名詞でも代名詞は、控えめに、
    おなじく、動詞は動詞でも助動詞に関しても
    抑え気味で、がコツです

    文法的な解説で、どうにもしっくりこない、という方は
    目の前でドリル10台くらいで
    一斉に道路に穴を開けている作業員のひとたちの横で
    3メートル先にいる友達に
    「さっきのカフェにスマホ置き忘れてきたっぽいから
    俺、ちょっと店に戻るわっ」と伝えたい、という状況を想像してみてください

    めちゃくちゃすごい騒音であなたの声は文字通りかき消されています
    でも、この文章の中の「カフェ・スマホ・置き忘れた・店・戻るわ」だけが
    奇跡的に友達の耳に届いたならば? なんだか大事なことはとりあえず、
    伝えられそうですよね

    英語も同じで、とにかく文章の中で「これ大事」という単語については
    【大きめ・長め】の音になるよう意識してみてください
    なお、これらの「これ大事」という仕事をする語彙は
    名詞、動詞(名詞に関しては主語以外の仕事もしますよ)、形容詞、副詞などが
    それにあたります

    もちろん、他の品詞だって文章を成り立たせるために
    必要であることは言うまでもありませんが、
    発音のしくみとしては、代名詞や助動詞、前置詞や冠詞については
    【短め・控えめ】な音に、を心掛けてください

    先ほどの「カフェにスマホを置き忘れたっぽい
    I must have left my smartphone at the café.
    発音イメージ画像を作ってみました
    どうでしょう?イメージできそうでしょうか?

    とにかく、そんなふうに
    「大きく長く」と「小さく短く」を目指して練習を
    してみてください!
    きっと「わたし、なんだかものすごく
    英語がうまくなったんじゃない?」とほれぼれするはずです

    ということで、そろそろ文法の大事さについても
    チラチラ見えてきたところで
    今回のブログはおしまいです

    次回は、その文法がどうして大事なのか?について
    触れていこうと思います